「シナリオってどうやって書くんだろう?勉強すればするほどわからなくなる。才能が必要なのかな?」
物語を書こうと思ったら、思考がまとまらず、筆が止まることは少なくありません。
しかし、シナリオの基本的な書き方を理解しておけば、魅力的な物語を書くことは誰でも可能です。
そこで今回は、初心者でも面白いシナリオをかける3ステップを紹介します。
難しい専門用語を省いて説明するので、自分でシナリオを書いてみたい方は、本記事の内容をぜひ参考にしてください。
記事の後半では、シナリオを書く際に使えるテンプレートをプレゼントしています。
無料でダウンロードできるので、ぜひ活用してください。
シナリオを書く前に考えることは2つ
シナリオを実際に描き始める前に、以下の2つを考えておくとシナリオ作成はスムーズです。
- 物語の結末
- 主人公の悩み
順番に見ていきましょう。
物語の結末
物語のゴールを先に明確にすると、シナリオ作成はかなりスムーズになります。とはいで、具体的なゴールまで綿密に考える必要はありません。
- 好きな異性と結婚する
- 金持ちになったウハウハする
- 主人公がまさかの闇堕ちする
上記のように、【ゴールを迎えた主人公がどのような状態になるか】を考えるだけで、逆算でシナリオを作成できますよね。
映画【スターウォーズ】では、主人公が闇堕ちする結末のシーンがありましたよね。闇堕ちするまでの間に、主人公の不満を表現したり、敵からの誘いがあったりして、徐々にゴールへ向かっていくことがわかります。
主人公の悩み
ゴールが決まったら、主人公の悩みを考えましょう。
- お金がない
- 強くなりたい
主人公が闇堕ちするゴールを作る場合は、以下のような物語が考えられます。
- 喧嘩が弱くて強くなりたいと願う
- 修行して強くなるが、実力を認めてもらえない
- 他者に認めてもらうために、悪の誘いのる
ここまで設計すれば、主人公の性格も見えてきそうですね。
シナリオの書き方3ステップ
それでは、魅力的なシナリオを簡単に書く方法を、3ステップで紹介します。
シナリオ創作に苦戦する方は、まず下記の3ステップだけを意識してみてください。
- Step1:Problem(主人公の問題・課題)
- Step2:Action(主人公の行動)
- Step3:Resolution(問題・課題の解決)
順番にみていきましょう。
Step1:Problem(主人公の問題・課題)
物語を作る上で最も重要なのは、主人公の問題や課題を明確にすることです。
主人公の問題を明確にすることで、作品の視聴者やゲームのプレイヤーは
「この作品は〇〇に向かって旅をする物語なんだな!」と理解できます。
ベターな作品では、シナリオの序盤で同時に貧しい生活をしている主人公が出現しますよね。
それは、主人公の環境を明確にして、ユーザーに主人公の問題や課題を伝えているのです。
また、Problemは、欲求に置き換えられることも少なくありません。
人気アニメ「ワンピース」では、主人公が海賊王になるという欲求がありながら、仲間がいなかったり、船がなかったりしているところ(問題)からスタートしています。
シナリオを作る際は、主人公の問題を明確にして、目的を導き出してあげましょう。
物語は、主人公の行動によって問題が解決する、というイメージで作成してください。
Step2:Action(主人公の行動)
主人公の目的が決まったら、どのような行動をするのか明確にしましょう。
- お金を稼ぐ→働き口を探す・自分でビジネスを始める
- 海賊王になる→海出る・仲間を集める
- 彼氏を作る→メイクの勉強・ダイエット
物語の目的が決まったら、【どうやって問題を解決するのか】というプロセスを考えましょう。
Step3:Resolution(問題・課題の解決)
最後は、目的を達成する瞬間を考えます。
主人公が問題を見つけて、解決するために行動して、問題を解決する。物語の基本的な作り方はこれだけです。
- お金を稼ぐ→大富豪になって家族や友達を支える
- 彼氏を作る→好きな人と結ばれるorフラれるが最高の人生が始める
たったの3ステップで、物語の構造は完成です。あとは、物語の間に敵を入れたり、主人公に壁が立ちはだかったりと、肉付けをするだけですね。
魅力的なシナリオを書く4つのコツ
ここでは、魅力的なシナリオを書く、3つのコツを紹介します。
物語のレベルをグッと高める簡単なコツなので、ぜひ活用してください。
- 伏線を作る
- 物語のルールを決める
- 主人公を窮地に立たせる
- プロットをしっかり作る
伏線を作る
「伏線って難しくない?」
と考える方も多いかもしれませんが、大丈夫です。というのも、伏線の作り方は非常にシンプル。
- Problemで1〜2個の伏線を散りばめる
- 中盤〜エンディングで伏線を回収する
高度な作戦を最初から作ろうとしても、多くの場合が上手くいきません。
まずは、主人公が友達にいった一言を回収したり、味方だった人が実は敵だったなど、ありきたりな伏線をを活用しましょう。
ただし、伏線はあくまでシナリオを盛り上げるためのテクニックです。大切なのは、先に紹介した3つのステップなので、伏線だけに拘らないようにしてください。
物語のルールを決める
物語のルールとは、物語での制約を意味します。最もわかりやすいルールといえば、通貨ですね。
ファンタジー作品を作る場合は、戦闘のルールなども挙げられます。物語のルールを明確にしておくと、非常に品質の高い作品となります。
シナリオを書く際は、ルールを明確にして、視聴者をあっと言わせる作品を作りましょう。
主人公を窮地に立たせる
主人公を窮地に立たせることは、作品を盛り上げるために重要な要素です。
たとえば、アニメ「ワンピース」の場合、主人公が窮地に陥ったところから再起するシーンが多く描かれています。
「この状況からなんとなるの?」
と思わせるくらいの窮地に立たせるくらいで大丈夫です。
物語に緩急をつけるためにも、主人公のピンチを作成して、魅力的な世界観を演出してください。
プロットをしっかり作る
プロットとは簡単にいうと、物語の構成のことです。簡単にいうと、作品の下書きです。というのも思いつきでシナリオを作り始めても筆が止まる可能性があります。「構想は頭なの中でできているのに…」と悩んだ経験がある方は多いのではないでしょうか。
プロットの作り方は人によっては異なりますが、個人的には「箱書き」が圧倒的におすすめです。またツールを使うことで頭の構想をより可視化することが可能です。興味のある方は、下記の記事をぜひ参考にしてみてください。
まとめ:魅力的なシナリオを作るなら、まず書いてみよう【テンプレートプレゼント】
シナリオの勉強をしていると、柱やト書など、難しい専門用語が出てきます。
専門書には難しいテクニックが多数記載されています。
そのような専門知識を勉強すると、
「自分にはできないかも…」
と考えるかもしれません。
しかし、本記事で紹介した方法を活用すれば、物語を作ることは可能です。
なお、今回紹介したシナリオ創作方法をさらに深めた内容を、下記のテンプレートに記載しています。
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