初心者でもできる小説のキャラクターの作り方4ステップ!【コツや注意点も解説】

初心者でもできる小説のキャラクターの作り方4ステップ!【コツや注意点も解説】

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小説においてキャラクターや登場人物が非常に大切です。

しかし、「キャラクターを作りたいけど、考えすぎて上手くいかない…」と悩む方も少なくありません。魅力的な物語には魅力的なキャラクターが必要不可欠なので、小説を書いてみたい方は登場人物を作るコツを理解しておきましょう。

今回は初心者でもできる小説のキャラクターの作り方や具体的なコツなどについて解説します。キャラクター創作におすすめの本も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

目次

なぜ小説においてキャラクター作りが大切なのか

なぜ小説においてキャラクター作りが大切なのか

キャラクターや登場人物の作り方を伝える前に、キャラクターの重要性について理解しておきましょう。

なぜなら初心者の方は、「物語」や「ストーリー」の方を大切にしてしまう傾向にあるからです。したがっても小説やシナリオなどの創作において、キャラクター作りが疎かになってしまう方が多くみられます。

しかし主人公やキャラクターをあなたが明確にイメージできると、物語を勝手に作ってくれます。

例えばあなたの知人や友人をキャラクターのモチーフにする場合、「あの人だったらこんなセリフを言いそう!」「あの人ならこんな行動をしそう!」と簡単に思いつくはずです。

一方で知らない人をテーマにしても発言や行動はイメージできませんよね。

つまり自分の作りたいキャラクターを明確にイメージできると、登場人物が物語を作ってくれるということです。

創作においてキャラクター作りは辛い作業かもしれませんが、逆にいうと登場人物を作れると小説執筆は今まで以上に楽しくなります。

初心者でもできる小説のキャラクターの作り方3ステップ

初心者でもできる小説のキャラクターの作り方3ステップ

それでは小説のキャラクターの作り方を紹介します。キャラクターの作り方にはさまざまな方法がありますが、初心者におすすめの創作術は下記の通りです。

  1. 物語のあらすじを決める
  2. 物語の世界観を決める
  3. 主人公の目標を決める
  4. 主人公の性格を設定する
  5. 他のキャラクターを考える

ステップ1:物語のあらすじを決める

キャラクターを設定する前に、まず物語のあらすじを決めておきましょう。キャラクターの性格から物語を考える方法もありますが、初心者には物語のあらすじを先に作ることをおすすめします。理由は世界観に合った登場人物を作りやすくなるからです。

したがってまずは以下の設定を考えましょう。

  • 小説を通して伝えたいことを明確にする
  • 主人公の課題を明確にする

複雑な内容を考える必要はなく、まずは物語の大枠を考えてみてください。

ステップ2:物語の世界観を決める

物語の世界観とは簡単にいうと、小説のストーリーが展開される場所や時代背景です。具体的には東京を舞台にしたり、歴史に基づいたシナリオを作ったりすることが挙げられます。

ステップ1で考えたあらすじを基に、物語の世界観を考えてみましょう。

ステップ3:主人公・キャラクターの性格を設定する

物語のあらすじと世界観を決めたら、主人公の性格を考えましょう。性格を考える場合は、「〇〇すぎる」をテーマにすると非常に作りやすいです。具体的には下記の通り。

  • 優しすぎる性格→困っている人を助けてしまう
  • 真面目すぎる性格→息抜きができない

この考え方は「シナリオライター創設者 新井一氏」が考案した方法であり、個人的にはかなり使いやすいと思っています。

例えば優しすぎる性格の主人公では、「仕方ないな…」や「わたしに任せて!」というセリフがイメージできます。そのまま行動もイメージできるので、「〇〇すぎる」の考え方は非常におすすめです。

また他のキャラクターの作り方も同様なので、ぜひ活用してみてください。

小説に登場するキャラクターを魅力的に作るコツ

小説に登場するキャラクターを魅力的に作るコツ

前述では小説に登場するキャラクターを作る具体的な方法を紹介しました。しかし「でも、魅力的なキャラクターを作る方法も知りたい…」考える方も多いでしょう。下記のコツを活用して、ぜひ魅力的なキャラクターを考えてみてください。

  • 細かく考えすぎない
  • 性格をしっかりと作る
  • パターンを意識しすぎない

順番にみていきましょう。

細かく考えすぎない

物語の創作においてキャラクターを細かく作ることは大切です。業界では、「キャラクターの履歴書を作る」と考えることも少なくありません。

しかし履歴書レベルで細かく設定した結果、「このキャラクターよくわからない…」と悩む方は多くみられます。ある程度の設定は必要かもしれませんが、「履歴書を埋めること=魅力的なキャラクターになる」なんてことはありません。

大切なのは書き手であるあなたが、キャラクターをしっかりとイメージすることです。情報だけに振り回されず、まずはシンプルに作ってみましょう。

性格をしっかりと作る

キャラクターや登場人物において何よりも大切なのは「性格」になります。理由はキャラクターの価値観や考え方は物語が進むにつれて変わりますが、性格は簡単に変わらないからです。

例えばワンピースの「ルフィ」は旅を続けるにつれて強くなっていきますが、根本的な性格は変わっていません。読者の多くはキャラクターの性格に共感を示してくれます。したがって小説のキャラクターを作る際は、とにかく性格を丁寧に作り込みましょう。

パターンを意識しすぎない

ネット上の多くには、「登場キャラ〇〇パターン」といったテンプレートみたいなものが存在します。確かにテンプレートを利用すれば登場人物を簡単に作れるでしょう。

しかしテンプレートを使ったからといって魅力的なキャラクターは作成できません。それよりもあなたが具体的にイメージできるキャラクターを作る方が大切といえるでしょう。

小説に登場するキャラクターは唯一無二の存在なので、自分で作れるところは努力することをおすすめします。

小説のキャラクターを作る際の注意点

小説のキャラクターを作る際の注意点

ここでは、小説に登場するキャラクターを作る際の注意点を紹介します。

  • イメージが難しいキャラクタは使用しない
  • キャラブレに注意する

順番にみていきましょう。

イメージが難しいキャラクターを使用しない

「小説を書こう!」と物語を先行してしまい、キャラクターの設計を疎かにする方は意外と多くみられます。どれだけ物語を仕上げても登場人物に魅力を感じないと、ストーリーに共感してくれる読者はほぼいません。

例えば「鬼滅の刃」のシナリオは非常に魅力的ですが、それは主人公が手に汗握る戦いを繰り返すから僕たちは夢中になりますよね。つまり小説だけではなく物語を10にも100にもするのは「登場人物」というか「主人公」です。

そのため、イメージできないキャラクターを使用するのはNGだということが理解できますよね。

キャラブレに注意する

キャラクターを作り込みすぎる一方で、「キャラブレ」にも注意が必要です。キャラブレとは簡単にいうと、「設計したキャラクターがやらないことをやる」ことです。

例えば映画「えんとつ町のプペル」の主人公のプペルが生粋のギャンブラーだったり、「ドラえもん」に登場するのび太くんが自発的に勉強をしたりすると完全にキャラブレですよね。

キャラブレが発生すると読者はどんどん離脱するので、登場人物を考える際は「このキャラクターがやらないこと」を先に考えておきましょう。

小説の作り方を勉強できる本2選

小説の作り方を勉強できる本2選

ここからは、登場人物の作り方を学習できる書籍を紹介します。小説の創作本はたくさんありますが、初心者の方はここで紹介する2冊だけで問題はないと思っています。

1.シナリオセンター式-物語の書き方

物語のつくり方

「小説の書き方」は、あのシナリオセンターから出版された創作本です。僕自身も非常に参考にしており、読めば読むほど「物語ってこうなんだ!」という発見があると思います。

小説だけではなく物語において大切な「読者が本当に見たいもの」についても明確な答えが書かれているので、作品の質をグッと高くできるはず。

専門書のように難しい専門用語もほとんどないので、初心者でも成長を実感しながら読み進められる一冊ですね。

2.プロだけが知っている小説の書き方

プロだけが知っている小説の書き方

こちらの本は、「小説家になりたい人」におすすめの本ですね。キャラクターの作り方はもちろん小説家として活動するためのノウハウが凝縮しているので、「ここまで言って大丈夫なの?」と感じる方も多いようです。

ネタの作り方・見つけ方も参考になるので、アイディアに自身のある方にはスキルアップの一冊になるかもしれません。

著:森沢明夫
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まとめ:小説においてキャラクターの作り方は最重要

小説だけではなくシナリオ創作においてキャラクターは非常に重要です。魅力的な物語を作れても、それを動かしてくれる登場人物がいてくれないとシナリオ倒れになってしまいます。

キャラクター作りは非常に大切なので、物語やストーリーよりも力を入れて作ってみてください。

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この記事を書いた人

文章とテクノロジーが大好きなフリーランスです。2018年からWebライターを開始して、クラウドソーシングでは月収40万円以上達成。デジタルアート作品の作成もしています。2023年1月17日より、AIアートの個展を開催。

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