小説を書く際におすすめのパソコンは?執筆ソフトや創作ツールも紹介

Notionでシナリオを書くメリット・デメリット

「小説の執筆に最適なパソコンが知りたい」
「創作ツールって何を使えばいいの?」

このような悩みにお答えします。小説の執筆にスペックの高いパソコンは不要です。しかし性能が低すぎると作業効率が大幅に低下します。

そこで今回は、小説を書く際におすすめのパソコンを詳しく紹介しています。記事内では執筆に役立つツールも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

目次

小説を書く際におすすめのパソコン

まずは、小説の執筆におすすめのパソコンを紹介します。

あえてハイスペックPCを購入する必要はありませんが、せっかく使うなら最低限の性能が搭載されたパソコンを選ぶことを推奨します。

Apple MacBook Air Retina 2020

こちらは画面サイズが13インチ(A4用紙くらい)と持ち運びやすく、外出先や移動先などで小説を執筆したい方におすすめ。Amazonでは新品同様の整備品が購入でき、保証がついていることも魅力です。

CPU(パソコンの脳)は「Core i3」なので、動画編集や画像編集などの重たい作業ではあまり活躍してくれません。しかし「とりあえずMacで執筆したい」と考える方は、10万円以下で購入できるこちらのパソコンがおすすめです。

富士通 極軽極薄FUJITSU LIFEBOOK U938

価格とスペックの両方を考慮すると、こちらのパソコンは非常に優れています。言い換えると、「コスパ最強のパソコン」でしょうか。CPUは「Core i5」なので、簡単な動画やイラストなどはサクッと作成できます。Windowsの最新OS「Windows11」にも対応しているため、5年以上はOSの影響を受けずに利用できるでしょう。

しかも、月額10,000円以上かかる「Office製品(Word・Excelなど)」が搭載されています。つまりMicrosoftのサブスクリプションに契約する必要なく、Wordで小説を執筆できます。つまりこちらのパソコンは、コストを抑えながら一定のスペックを搭載したパソコンが欲しい方におすすめです。

 【整備済み品】 Apple MacBook Air M1 2020スペースグレイ

正直にいうと、こちらのパソコンはかなりスペックが高いので、小説の執筆だけが目的の方にはおすすめしません。どちらかというと、日常的な仕事にも使用したい方におすすめです。

というのも「動画編集」や「画像編集」だけではなく、複数のソフトを同時に起動したり、複数のWebサイトを同時に開いたりする際にも一定のスペックが必要になります。

こちらのパソコンはCPUは「Core i7」、情報を高速で処理できる「M1チップ」が搭載されているので、小説の執筆から日々のタスク、動画や画像の編集にも最適です。13.5インチと持ち運びにも優れていることも魅力の一つです。小説の表紙や挿絵などを自分で作りたい方は、これくらいのスペックを搭載したパソコンを購入しておくと間違いありません。

小説を書く際に便利なパソコンソフト

パソコンだけでも文章の執筆はできますが、ソフトを利用することで作業を効率化することが可能です。ここでは、小説を書く際に活躍する便利なソフトを紹介します。

プロット作成・情報整理に便利なソフト

まずは、小説のプロット作成や情報整理に便利なソフトを見ていきましょう。

Cacoo

物語を作る構成の作り方

Cacooは、マインドマップや相関図、フローチャートなどを自由に作成できるビジネスツールです。僕はこのツールで小説の大枠を作ることが多く、一般的なプロット作成ツールよりも自由度が高くて使いやすいと感じています。

というのも「シナリオ用」や「小説用」のツールでは、使用できる機能に制限があると感じることがあります。わかりやすくいうと、「痒いところに手が届かない」イメージです。

小説は芸術的な側面があるので、「機能によってまとめ方を変えさせられる」という点に、専用のソフトにはちょっとストレスを感じます。

その点、Cacooは自由度が高いので、感情曲線に付箋を貼って「主人公の感情はこんな感じ」とメモを加えられます。自分なりの創作方法で小説を書きたい方は、ぜひ使ってみてください。(今なら30日間無料で利用できますよ)。

Notion

Notionの説明5

情報整理・プロット作成を一括するならNotionがおすすめです。Notionには今話題の「AI機能」が搭載されているため、「小説のテーマにあった物語」を自動で作成してもらうことが可能です。つまり、書きたいテーマに合った物語の方向性(アイディア)が作れます。

それらに加えてNotionはスマホでも利用でき、フォルダによる情報区別にも対応しています。「プロット」「小説の情報」「仮原稿」などさまざまなフォルダで必要な情報だけを区別すれば、「何がどこに合ったっけ?」と迷う心配はありません。

Notionで作成した仮原稿を前述したCacooに貼り付ければ、自分だけのプロット・小説資料ができあがります。Notionは無料で利用できるので、ぜひ試してみてください。

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執筆ソフト・テキストエディタ

パソコンで小説を書くなら、気になるのは「文章を実際に執筆するソフト」が気になりますよね。結論からいうと、「文字を書ければなんでもいいかな?」と思います。ただプロの作家として活動するなら、縦書きと横書きに変換できる機能は欲しいところです。

だからといって、「執筆ツールを活用すれば美しい文章が綴れる」ということはありません。よって、ここで紹介するツールは一つの参考にしてください。

Word

小説の文章を執筆するにあたって、MicrosoftのWordを利用している作家は多いと思います。縦書きと横書きの両方に対応しているうえ、文章の校正(誤字脱字・文法の誤り)などを指摘してくれる機能が搭載されています。加えて、ルビ(ふりがな)やフォントなど小説に適切した設定ができることも特徴です。

また最近のコンテストは原稿用紙ではなく、Wordファイル(.docx)で提出することが一般化されています。とはいっても別のツールでも変換できるので、あえてWordを使用する必要はないかもしれません。ただ、レイアウトや文章の世界観は印刷時に最も近いものだと感じます。

一太郎

パソコンの小説ソフトといえば、「一太郎」をイメージする方も散見しますね。僕も一時期利用していましたが、ぶっちゃけ便利です。校正や文章解析など文章の質を高める機能が搭載されており、Wordファイルでの出力が可能。創作に集中しやすいように操作方法がシンプルなので、「がっつり集中して小説を書きたい!」って方にはおすすめだと思います。

ただ気になる点としては、一太郎は執筆ソフトにもかかわらずシステムが重いことです。言い換えると、一定のスペックが備わったパソコンでければ、動作が遅くなります。ただ、ソフトの機能や性能は非常に高いので、ハイスペックPCなどを利用している方は使ってみてください。

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nola

nolaは、ここ数年で利用者が急増している執筆ツールの一つです。月額制の有料プランに契約すれば縦書きでの執筆ができ、プロットや相関図などの作成機能も利用できます。nolaに小説を投稿することも可能であり、オンラインコンテストなども開催されています。したがって、小説の執筆から投稿までを一貫したいオンライン作家の方にはおすすめです。

スマホやタブレットにも対応しているので、パソコン以外でも小説を書くことが可能です。自由度の高いプロット作成には物足りない印象があるものの、使い勝手の良いツールだと実感しています。

iText Express

iText Expressは、とにかくシンプルなテキストエディターです。無料版でも充分に執筆ができ、縦書きと横書きの両方に対応しています。原稿用紙のフォーマットも用意されており、Wordファイルでの出力も可能です。文字数の確認や校正機能は搭載されていませんが、「真っ白のキャンバスに文字を綴る」って感じで創作を楽しめますね。

僕の場合は、iText Expressで執筆した文章を、違う校正ツールで修正しています。文字の大きさやフォント、レイアウトなどを自由にカスタマイズできるので、芸術の自由を楽しんで執筆できると感じています。

小説を書く際におすすめのパソコンとソフトのまとめ

今回は、小説を書く際におすすめのパソコンやソフトなどについて解説しました。たしかに、文章の執筆だけであればスペックの高いパソコンは必要ありません。ただスペックが低すぎるとすぎると、OSアップデートの影響で動作が遅くなったり、今まで使用してきたソフトが使えなくなったりする可能性があります。

とはいえ、「結局何を選んだらいいの?」という悩む方もいるかもしれませんね。最後に、「これからパソコンで小説を書きたいと考える方におすすめのパソコンとソフト」をまとめておきます。

種類製品名理由
パソコン富士通 極軽極薄FUJITSU LIFEBOOK U938安くて高性能。Officeが搭載されているので、追加料金なしでWordが使える。
プロット作成ツール自由度が高く、自分だけの創作マップが作成できる。
クレジットカードの登録なしで14日間無料で試せる。
執筆ツールiText Express無料で充分執筆できる。「自分だけの世界」を味わえる

以下の記事では創作・執筆に役立つツールを多数紹介しているので、こちらも参考にしてください。

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この記事を書いた人

文章とテクノロジーが大好きなフリーランスです。2018年からWebライターを開始して、クラウドソーシングでは月収40万円以上達成。デジタルアート作品の作成もしています。2023年1月17日より、AIアートの個展を開催。

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