【無料あり】プロが選ぶシナリオ作成ツール10選!スマホアプリも徹底解説!

無料あり|プロがすすめるシナリオ作成ツール8選|ソフト・アプリ

近年、小説や舞台だけではなく、クトゥルフ TRPGなどのシナリオ作成にはさまざまなツールが使用されています。しかし、「使いたい機能がそろったシナリオ作成ツールが見つからない…」と悩む方は少なくありません。

そこで今回は、ゲームや小説、舞台などのシナリオ創作に役立つおすすめのツールを紹介します。プロの作家やアーティストが使用しているソフトやアプリも紹介しているので、よりクリエイティブな活動をしたい方は、ぜひ参考にしてください。

目次

プロット・アウトライン作成に使えるシナリオ作成ツール2選!

シナリオのアウトライン(シナリオチャート)作成に使えるツール2選

まずは、シナリオの土台となるプロットを作る際に役立つツールを紹介します。

【スマホOK】プロットを自在に描くツール:Cacoo

Cacooの説明
料金660円/月額
機能折れ線グラフ
画像インポート
マインドマップ
フローチャート
付箋メモ
コメント
その他
エクスポート可能(PNG・SVG・PDF・PPTなど)
無料お試し30日間無料
※無料体験時のクレジットカード登録不要
メリットシナリオ展開にあった図解を作れる
付箋で創作のメモを貼れる
PDFでの共有が可能全ての情報を一枚にまとめられる
サクサク創作できる
デメリット完全オンラインツール

高品質なプロットを自作するなら、Cacooがオススメ。上図のように「物語の構成」や「読者の感情曲線」、「全体の仮シナリオ」をぎっしりと一枚にまとめれるので、シナリオの情報を簡潔にまとめられます。情報を探す際にパソコンのフォルダを開く手間省けるため、執筆時間を大幅に短縮することが可能です。

キャラクターの相関図もテンプレートから作成でき、直感的に魅力的なプロットを作ることが可能です。個人的には付箋機能が便利でして、シーンのちょっとしたメモ書きを残すことで忘れていた内容をその場で思い出せます。

クレジットカードの登録不要で30日無料体験できるので、ぜひ使ってみてください。

直感的に使えるマインドマップ:Mindnode

Mindnodeの説明
料金$2.99/月額
無料プランあり
機能マインドマップ
エクスポート可能(PDF ・PNG・ TXT・FreeMindなど)
無料お試しなし(基本使用料無料)
メリット直感的な操作性が魅力
マインドマップがおしゃれ
ファイルインポートにも対応
デメリットmacOS/iOS専用

MacやiPadを使用している方は、Mindnodeを試してみるとよいかもしれません。感情曲線*1や図解などは作成できませんが、物語の構成をマインドマップで作ることが可能です。

操作方法が非常にシンプルであり、PC初心者でも簡単に使用できます。複雑な機能は省かれているので、操作方法に悩む心配はないでしょう。

iPad用のアプリがリリースされているので、Appleユーザーには使いやすいツールです。デザインテンプレートも多数用意されているので、マインドマップを使ってプロットを作りたい方はぜひお試しください。

*1:物語の感情の流れを示す図解

スマホで使えるシナリオ作成アプリ2選

スマホで使えるシナリオ作成アプリ2選

まずは、移動中や隙間時間を使ってシナリオ作成ができる、便利なアプリを紹介します。

1.Nola

Nolaの説明
料金有料機能:400円/月額
基本使用料無料
機能文章執筆文
章校正簡易
プロット作成
エクスポート可能
無料お試しなし(基本使用料無料)
メリットPC・タブレットで使用できる
縦書きに対応(有料プラン)
デメリット機能の自由度は高くない

Nolaは、物語を手軽に創作できるツールとして人気があります。キャラクターの相関図やシナリオのプロット作成にも対応しており、汎用性が高いアプリです。

PCやタブレットでも使用できるので、本文の執筆はPCで行い、隙間時間を活用しスマホでの編集もスムーズに行えます。

機能のカスタマイズができないので資料の配置やメモ書きなどはできませんが、スマホで利用できるツールとしては非常に優秀だと感じています。

2.SS Writer

SS Writerの説明
料金基本使用料無料
機能会話風のメモ機能
エクスポートなし
無料お試しなし(基本使用料無料)
メリットPC・タブレットで使用できる
完全無料で使用できる
デメリット脚本には不向き
長文作成には不向き

SS Writerは、物語の会話の作成に特化したアプリです。ビジネスシーンでも使用されていますが、ゲームや小説などのキャラクターのセリフを考える際にも利用されています。

長文の執筆やト書きなどには不向きなアプリですが、チャット感覚でセリフを作れるツールは多くありません。隙間時間での使い勝手も非常によいと感じます。

とくにWeb小説やWeb漫画などはテンポ感が重視されるので、文字のボリュームをスマホでチェックできるのは魅力的ですね。

執筆に特化したシナリオ作成ツール3選(テキストエディタ)

シナリオ作成使えるフリーソフト3選(テキストエディタ)

ここからは、文章の執筆に特化したツールを見ていきましょう。

1.準備から執筆まで:Scrivener

Scrivenerの説明
料金7,500円〜(買い切り型)
機能縦書き対応ファイル
管理機能
プロット作成機能

日本語対応進捗管理など
エクスポートあり(DOCX・TXT・HTML・PDFなど)
無料お試し30日間無料体験あり
メリット情報を管理しながら執筆できる
日本語で利用できる
海外ツール論文・ビジネス文書の制作にも特化
デメリット日本語設定にする必要がある
操作方法がやや複雑

Scrivenerは、資料管理からプロット作成、執筆までの作業を一気通貫できるシナリオ作成ツールです。小説や論文だけではなく、ゲームシナリオやショートストーリーなどさまざまな創作に利用されています。

画像や動画、PDFなどの資料をインポートしてファイル管理できるので、作品に必要な情報を一括管理することが可能です。ファイル整理や縦書きに対応しており、日本語での利用も可能です。

操作方法がやや複雑なデメリットはありますが、慣れるとこれほど便利なツールで、多くの作家に支持されています。今なら30日無料で試せるので、ぜひ活用してください。

2.とにかく縦書きで執筆したい:縦式

縦式の説明
料金基本使用料無料(有料プラン600円〜)
機能縦書き対応
原稿用紙テンプレートあり
エクスポートあり(PDF・JPEG・PNG・TXT)
無料お試し基本使用料無料
メリット無料で利用できる
iPadでも執筆可能原
稿用紙設定可能
デメリットコンテスト作品制作には不向き
Mac・iPad専用

縦式はその名の通り、縦書きに特化したシンプルなテキストエディターです。原稿用紙フォーマットに執筆でき、執筆以外の機能を省いたシンプルなアプリです。

またWord形式での出力ができないので、コンテストに応募する際は別ツールでファイルを変換を行う必要があります。しかしサクサク執筆できるので、「まずは原稿用紙に文章を書きたい」という方におすすめです。

広告表示さえ気にしなければ完全無料で利用できるので、縦書きに特化したツールを使いたい方は、縦式を試してみるとよいでしょう。

3.Word

Wordの説明
料金14,900円〜年額
機能縦書き対応
原稿用紙テンプレートあり
書式設定可
能執筆の細かい設定に対応
エクスポートあり(DOC・HTML・PDF・RTF・TXT)
無料お試しオンライン版無料(機能制限あり)
メリット縦書き・横書きに対応
細かい執筆設定ができる
出版時のレイアウトを再現できる
デメリット無料版では機能が不十分
ソフトがやや重たい

Wordは多くの作家やアーティストが使用しているテキストエディタの一つです。文字間や行間、書式やレイアウトなどの細かい設定ができ、印刷時やWeb公開時と同じレイアウトで作業ができます。そのため、完成イメージがしやすいツールです。

サブスクリプションサービスなのでランニングコストが発生するデメリットはあるものの、Word一つあれば執筆ツールはことたります。

また買い切り型のプランを購入すればランニングコストが発生しません。とくにMicrosoftの他ツールを使わない方には、そちらの購入方法をおすすめします。

シナリオ作成に最適な文章校正ツール

シナリオ作成に最適な文章校正ツール

創作に重要なのは「作るよりも見直し」。ここでは、そんな推敲に特化したツールを紹介します。

1.プロ級の文章表現に進化できる文賢

文賢の説明
料金2,178円/月額
機能校閲(誤字脱字発見・校正)
推敲
音読
比喩表現の提案
オリジナル辞書作成
表記揺れチェック
AIによる誤字脱字・文章に対するフィードバック
エクスポートあり(CSV・PDF)
無料お試しなし
メリット文章の修正が3倍早くなる
最新AIで修正できる
推敲が楽しくなる
独自のルールを作成できる
デメリット無料体験がない
一回の推敲30,000文字まで

文賢は、多くのライターが使用している文章校正ツールです。無料体験がないことが唯一のデメリットですが、文章の認識精度が高く、作品の編集時間を普段の3倍速くできます。(僕の場合)

一般的な誤字脱字チェックツールと違い、自分なりの文章表現を設定できたり、造語を登録したりなど、創作に役立つ機能が十分に搭載されています。最新AIから文章に対する感想をもらえるので、第三者の視点で推敲することが可能です。

文章の推敲は骨の折れる作業ですが、文賢を使うことでワクワクした気持ちで作業に取り掛かれるようになりました。文賢はちょくちょく値上げしているので、今のうちに契約することをおすすめします。

おすすめのシナリオ作成AIツール2選

おすすめのシナリオ作成AIツール2選

近年では、AIを使ったシナリオ作成も注目されています。執筆時間を2倍以上削減できるし、アイディアも無限に広がります。

しかし、シナリオに特化したAIツールが少ないことも事実です。

ここでは、シナリオ作成に本当に使えるAIツールを紹介します。

  • 「AIで小説やシナリオを書いてみたい…」
  • 「ネタ切れのストレスから解放されたい…」

このように考えている方は、AIツールを活用しましょう。

1.多種多様なテンプレートが魅力:Catchy

Catchyの説明
料金Freeプラン 0円Starterプラン:3,000円〜Proプラン:9,800円/月額
機能小説の導入文〜本文作成シナリオのテーマ作成その他ビジネス全般
エクスポートあり
無料お試しFreeプラン無料
メリットテンプレートが100種類以上自然な文章の作成が可能日本語に完全対応
デメリット機能がやや多すぎる

Catchyは、創作に特化したテンプレートを搭載しているAIライティングツールです。日本AI初期に登場したライティングツールであり、流暢な日本語文章を生成できます。

小説の導入や文章のリライト、シナリオのアウトラインやストーリーラインを作成できる機能があり、創作の強い味方になってくれます。面倒なプロンプトはほぼ不要なので、AI初心者でも利用できるでしょう。

またシナリオの創作だけではなく、日常的に執筆する記事やビジネスコラムなども自動で作成することが可能です。Catchyはクレジットカード不要で試せるので、汎用性の高いツールを使いたい方はぜひお試しください。

2.ストーリーを自動で文字にできるNotion

Notionの説明
料金$10/月額
機能文章作成文章修正リライトリサーチファイル管理進捗管理創作テンプレート多数ファイルインポート可能
エクスポートあり(CSV・PDF・HTML)
無料お試し基本使用料無料
メリットプロット作成から執筆まで一貫できる全ての情報を一括管理できるAIの精度が高いAI利用料金が安い創作専用のテンプレートがあるスマホでも利用できる
デメリットAI特有の文章になる可能性がある

最近では創作活動にNotionを活用する方がしばしば見られます。情報の管理からプロット制作、執筆までの作業を一気通貫でき、他のクリエイターと共同で作業をできることもポイント。

一般的なAIツールよりも芸術分野に精通しており、簡単なプロンプトで物語を綴ってくれます。ただNotionだけで完結させることは難しいので、仮シナリオ作成として活用するのがおすすめです。スマホアプリと連携できるので、隙間時間に物語を作ることも可能。

また「Notionカレンダー」と連携することで創作スケジュールを管理でき、進捗状況をNotionとカレンダーで連携できます。基本的な使用料は無料なので、ぜひお試しください。

クレジットカードの登録不要。自動課金の心配なし

シナリオ作成の参考になるツール

なぜ小説においてキャラクター作りが大切なのか

ここでは、シナリオのネタ探しに活用できるツールを紹介します。

資料になる文献が読み放題:Kindle Unlimited

Kindle Unlimited
料金980円/月額
機能200万冊以上の本が読み放題
エクスポートなし
無料お試し30日無料【Amazonブラックフライデー】今なら3ヶ月99円
メリット海外の写真集が閲覧できる歴史を解説した書籍が読める芥川賞・直木賞受賞作品が読み放題
デメリットKindle Unlimited対象外の書籍がある

Kindle Unlimitedは、本や雑誌、写真集などが読み放題のサービスです。国内外の歴史が学べる書籍や海外の絶景写真集などは、物語の舞台や世界観の設定に重宝します。

書店で資料を集めるのも嫌いじゃないですが、保管にちょっと困りますよね。コストもバカになりません。その点、Kindle Unlimitedなら無料で読める資料が多く、パソコンだと大画面で表示できるので、建物の特徴を掴みやすい。リアルな設定が作れますね。

普段は30日の無料体験ですが今なら3ヶ月99円で利用できるので、ブラックフライデーセールが終わる前に登録しておきましょう。

\3ヶ月99円キャンペーンは今だけ!/

ながら時間でインプット:Audible

Audible(オーディブル)
料金1,500円/月額
機能12万冊以上の本が聴き放題
エクスポートなし
無料お試し30日無料【Amazonブラックフライデー】今なら3ヶ月99円
メリット歴史を耳で学習できるベストセラー作品を聴けるナレータ・声優のレベルが高いアレクサで再生できる
デメリット一部聴き放題対象外

Audibleは、近年話題の「ながら読書」サービスです。プロの声優やナレーターが本を読み上げるサービスであり、隙間時間を活用しながら本を楽しめます。

ベストセラー作品が聴き放題なのは魅力的ですが、個人的には創作の幅を広げてくれる古典などが聴けるのが嬉しいポイントです。

こちらもセール期間中で3ヶ月99円試せるので、今のうちに登録して試してみてください。

\3ヶ月99円は今だけ!/

シナリオ作成ツールの選び方

シナリオ作成ツールの選び方

最後に、シナリオ作成ツールの選び方を紹介します。具体的には、以下の通りです。

  • 目的にあったツールを使用する
  • コストを考える

順番にみていきましょう。

目的にあったツールを使用する

シナリオ作成ツールを選ぶ際で重要なのは、ツールを使用する目的を明確にすることです。

「このツールがあればシナリオを無尽蔵に作れる!」
と考える方も多いのですが、現実は違います。

例えば、シナリオ創作に最適な執筆ツールを使っても、そもそもタイピングができなかったり、シナリオの作り方を理解していなかったりするとツールの価値は発揮できません。

そのため、自分の目的にあったツールを活用しましょう。

コストを考える

本記事には、完全有料ツールも含まれています。10万円などの生活に支障をきたすほどのツールはありませんが、それでもコストは発生します。

そのため、経済的に無理のない範囲でツールを利用してください。

まとめ:物語を効率的に作るならシナリオ作成ツールをフル活用しよう

まとめ:物語を効率的に作るならシナリオ作成ツールをフル活用しよう

シナリオ作成ツールを使用すれば、魅力的なシナリオを短時間で作成することが可能です。

ただし、自分の目的にあったツールを使用しない限りコストを無駄にする可能性があるので、注意してください。

本記事で紹介した中で、僕が実際に使用しているシナリオ作成ツールをまとめておきます。

スクロールできます
ツール必要度使用用途
Scrivenerシナリオ執筆とプロット作成を一括で作成しています。
Wordファイル共有をする場合は、ワードで作成しています。
シナリオ創作以外にも文章作成をする必要のある方にオススメ。
MindnodeMACでアウトラインを作るときに作成。
Cacooアウトラインとシナリオチャート作成に使用しています。図を使って物語を視覚的に作れるので、かなり助かっています。
文賢 文章表現を提案してもらったり、誤字脱字・推敲などに使用したりしています。AI機能も最近導入されたので、使いやすさは抜群に高いですね。
Notion物語のアウトラインをサクッと作りたいときに活用しています。Catchyよりも機能は少ないですが、使いやすさと精度の高さから、Notionを使用しています。

どのツールを選ぶべきか悩んでいる方は、上記も参考にしてください。また、それぞれのツールは順次値上げしているので、気になるツールは今のうちに契約しておきましょう。

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この記事を書いた人

文章とテクノロジーが大好きなフリーランスです。2018年からWebライターを開始して、クラウドソーシングでは月収40万円以上達成。デジタルアート作品の作成もしています。2023年1月17日より、AIアートの個展を開催。

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