もし、あなたがシナリオライターをやめたいと考えているなら、やめたって大丈夫です。
なぜなら、シナリオライターとして活動したスキルは、ありとあらゆる業界で活躍するスキルだからです。
「シナリオライターから違う仕事に転職するのは難しい…」
と考える方も多いですが、それは大きな間違いです。
僕にはシナリオライターやめて全く違う仕事をした経験があります。そして、今ではストレスなくシナリオ作成の仕事を受注できるようになりました。
僕もシナリオライターの端くれなので、やめたいという気持ちは理解できます。例えば僕の場合、原作者が作った物語を編集する際は、編集者や作家の方にダメ出しをされて胸が締め付けられる思いをした経験があります。
その時は、本気で辞めようかなと考えました。
- やめたらどうしよう…
- ここまで頑張ったのに…
このように考えますよね。しかし、大丈夫です。一度の人生で、辛く苦しい仕事をし続けるよりも、あなたの才能を生かせる仕事をした方がいい。
とはいえ、なんの根拠もなしに「やめても大丈夫です」とはいえません。
そこで、この記事では、シナリオライターをやめても大丈夫な理由や、おすすめのセカンドキャリアなどについて解説します。
なので、本当に辞めるべきかは、この記事を最後まで読んで判断してくれると幸いです。
シナリオライターをやめたいなら、やめるべき【絶対大丈夫です】
まずは、シナリオライターをやめても大丈夫な理由を説明させてください。
- 自分に適した仕事は必ずある
- 体を壊してしまう可能性がある
- シナリオライターは副業でもできる
- やりたくなったら再開すればいい
- シナリオライターのスキルはビジネスで活躍する
これらの理由は、僕やライター仲間の実体験をもとに考えています。
順番にみていきましょう。
自分に適した仕事は必ずある
ありきたりな言葉ですが、あなたに適した仕事は必ずあります。
なぜなら、シナリオを作るという膨大な作業をこれまでやれたあなたには、努力できる力があるからです。
たとえば、シナリオライターの経験を生かして小説を書いたり、企業の広報として文章を書いたりすることもできます。
簡単にいうと、表現力が求められる職業なら、あなたが活躍できる可能性があるのです。ゲームシナリオの場合、好きなシナリオをかけるライターはごく一部ですよね。
しかし、業界を変えるだけで、あなたの表現力を活かせる場は必ず存在します。
そのため、シナリオライターをやめたいと思ったら、新しい道を探すことも大切です。
体を壊してしまう可能性がある
ストレスに限界を感じているなら、早急に休職か退職することをおすすめします。無理をして続けることで体を壊す可能性があるからです。
ストレスが溜まることで、心身のバランスが崩れ、免疫力が低下し、病気にかかりやすくなることも少なくありません。
仕事が辛くてもひたすら努力した時期が僕にもあります。結果は入院して、当時の彼女には心配をかけ、何もいいことはありませんでした。
健康を守るためにも、無理をせず、シナリオライターをやめたいと感じたら、やめる判断をしても大丈夫です。
シナリオライターは副業でもできる時代
正社員よりも収入は下がりますが、シナリオライターは副業でもできる仕事になりつつあります。
近年だと、YouTube動画のシナリオ作成や、Web漫画のシナリオ作成などが人気を集めていますね。
正社員とは違い、大きなプロジェクトに参画するのは難しいです。
しかし、好きなシナリオを作成できたり、面倒な事務作業がなくなったりなど、ストレスを大幅に削減しながらシナリオに携わる仕事ができるのです。
大きなゲームプロジェクトに携わりたいなら営業活動が必要になります。
しかし、ゆったりとシナリオを作る道を進みたければ、副業といった道も選んでください。
あなたのペースでシナリオライターをするなら、レバテッククリエイターに登録して、案件を受注してみてはどうでしょうか。完全無料で案件を紹介してくれるので、すでにスキルのあるあなたにはオススメだと思います。
やりたくなったら再開すればいい
シナリオライターを離れてから
「やっぱりシナリオを創作したい…!」
となるかもしれませんよね。
そうなったら、そうなった時です。シナリオライターを再開したくなったら、いつでも再開すればいいんです。
「シナリオ会社に再就職するのは難しいから無理だね」
と言われた友人がいるのですが、その友人は1年くらい休職して別のゲーム会社に就職しました。
休んで初めてわかることも、人生には多いものです。
シナリオライターとしてスキルを有しているのであれば、あなたはシナリオライターとしていつでも活動を再開できます。
したがって、やめた後のことを考える必要はないんです。自分を大切にしましょう。
シナリオライターのスキルはビジネスで活躍する
シナリオライターとしての経験は、他の業界でも活かせます。
理由は、シナリオライターの持つ物語作りのスキルが、マーケティングや広報など、多くの職種で必要とされているからです。
具体的には、商品の広告コピーを考える広告業界や、新商品のプレゼンテーションを行う企業のマーケティング部門などで、あなたのスキルが求められます。
要するに、シナリオライターをやめても、そのスキルは他の職場でも価値があるということです。
だからこそ、シナリオライターをやめたいと思っているなら、他の業界で自分のスキルを活かす道も考えてみてください。
シナリオライターにおすすめのセカンドキャリア
ここでは、シナリオライターにおすすめのセカンドキャリアを説明しましょう。
今回は、フリーランスで活動できる職種も含めています。
- Webライター
- セールスライター
- 広告業界への転職
- 個人事業・起業
順番にみていきましょう。
Webライター
Webライターは、シナリオライターのセカンドキャリアにおすすめの仕事です。なぜなら、シナリオライターの持つ物語作りのスキルが、Webライターとしても活かせるからです。
本記事を書いている僕も、シナリオライターからWebライターの仕事を開始しました。文章の執筆に慣れているので、記事作成にストレスはありません。
Webライターの場合、ブログ記事やWebサイトのコンテンツ作成に、物語を用いて読者の興味を引く手法が求められます。具体的には、記事の導入文や、記事全体の世界観などで使用します。
Webライターの多くは、ストーリー性のある文章を書くのが苦手ない傾向です。つまり、Webライターとして活動すれば、あなたにもチャンスはあります。
ただし、Webライターのスキルを身につけるには、以下の学習が必要です。
スキル名 | 内容 | 学習補法 |
SEO | 記事やWebサイトが検索上位に表示されるための施策 | 書籍インターネとオンライン講座など |
Webライティング | Web上の文章の書き方 | 書籍インターネット |
他にも、文章校正(誤字脱字をチャックしながら文章の流れをよくするスキル)も必要ですが、シナリオライターをしている方であれば問題ありません。
以上から、Webライターとして活躍するためには、新たなスキルを学ぶことが必要です。
しかし、既に持っている物語作りの才能を活かせるため、努力は無駄にはならないでしょう。
セールスライター
シナリオライターがセールスライターになるのは、実は非常に良い選択肢です。
その理由は、物語を通じて人々の心を動かす力がセールスライターとしても活用できるからです。
例として、商品やサービスの魅力を伝えるために、読者が感情移入できるストーリーを描くことが挙げられます。
そのため、シナリオ作成術を習得しているあなたは、その能力を活かしてセールスライターとして活躍できます。
ただし、Webライターと同様、新たなスキルの学習は必要です。
スキル名 | 内容 | 学習補法 |
セールスライティング | 商品やサービスを売るためのライティングテクニック | 書籍インターネとオンライン講座など |
マーケティング知識 | ビジネスの専門知識 | 書籍インターネットオンライン講座スクールマーケティング会社に転職 |
過去に広告制作の事業をしていた時代に、セールスライティングを学習しました。正直にいうと、シナリオ創作と非常に相性の良いスキルでした。
本気で稼ぎたい方には、セールスライターはかなりおすすめです。
シナリオを作って表現する、という仕事ではありません。そのため、セールスが苦手な方にはおすすめしません。
どちらかというと、文章でガッツリ稼ぎたい方におすすめの仕事ですね。
広告業界へ転職
広告業界への転職は、あなたに新たな価値を作るきっかけになります。
その理由は、広告作りには物語作りのスキルが必要だからです。
広告は、商品の特徴やメリットを論理的に伝える仕事です。しかし、ストーリー性が必要な部分もあります。
広告でストーリーを使う場面は、商品やサービスを購入した先の未来(ベネフィット)を提示する場面で使用します。
また、商品開発の背景紹介でも、ストーリーテリングは活用されていますね。
その物語を魅力的に描く力、シナリオライターの皆さんは既に持っています。
転職すれば、必要な知識やスキルは会社で学ぶことが可能です。
物語を描く力は広告業界でも活きます。新たなスキルを学び、広告業界で新しいキャリアを築いてみるのも悪い選択ではありません。
個人事業・起業
シナリオライターをしている方には、自分でビジネスを立ち上げるという道もあります。
物語を作る力は、魅力的な商品やサービスを生み出す力と一緒です。
たとえば、オリジナルのストーリーテリングを活用した商品を作ったり、シナリオライティングの教室を開いたりすることが可能です。
さらに、フリーランスのエンジニアやプログラマーと組んで、自分の書いたシナリオを元にしたゲームやアプリの開発も考えられます。
正直にいうと、この方法が一番おすすめです。理由は、僕自身がこの方法で生きているからです。
簡単とはいえませんが、多くの方が思っているよりもリスクはありません。
ただ、自分でビジネスをする場合は、シナリオ創作スキルを、ビジネスに活用する方法を確率する必要があります。
とはいえ、それさえできれば、シナリオライターからの起業は非常に強いです。
シナリオライターを辞める前に考えいただきたいこと
シナリオライターをやめたいと考えているなら、少しだけ立ち止まって考えていただきたい。
今の問題は、以下の方法で改善できないでしょうか?
- 職場を変えれば改善できないか
- フリーランスでは活動できないか
簡単にいうと、シナリオライターそのものをやめる必要があるのかは、しっかりと考えておきましょう。
職場を変えれば改善されないか
シナリオライターをやめる前に、まずは職場を変えてみることも一つの選択です。
なぜなら、自分の仕事に対する不満ではなく、職場環境や上司、同僚との人間関係に問題がある可能性があるからです。
友人のシナリオライターは、前職の上司との関係に悩んでいましたが、新しい職場に移ることでその問題が解消し、再び創作活動に没頭しています。
このように、職場を変えるだけで、働き方や心の持ちようが大きく変わることも少なくありません。
だから、シナリオライターをやめる前に、まずは現在の職場環境を見直すことをオススメします。その結果、新たな視点や解決策が見えてくるかもしれません。
G-JOBエージェント ならシナリオライターの求人を紹介しているので、職場を変えたい方は無料相談を受けてみてください。
フリーランスでは活動できないか
シナリオライターを辞める前に考えるべきことの一つは、フリーランスとして活動する可能性です。
理由は、フリーランスなら自分のペースで仕事を選び、働く時間や場所に自由度が増すからです。
確かにフリーランスのシナリオライターは、案件の獲得が難しく、収入が不安定になるリスクはあります。しかし、すでに実績がある場合は、フリーランスとして仕事を受けることは十分に可能です。
だから、シナリオライターを辞める前に、フリーランスとして働くことを検討してみてください。それがあなたの創作活動を豊かにし、心地よい働き方につながるかもしれません。
最後に:なぜあなたは「シナリオライターになろう」と思ったのですか?
もし、あなたが
「Final Fantasyのシナリオを作りたい!」
と考えているなら、大手ゲーム会社で仕事をするべきです。
しかし
「自分の書いたシナリオで感動を届けたい!」
と考えていたなら、今の環境にいる必要はあるのでしょうか。
シナリオライターをやめてもいいし、続けても問題ありません。ただ、あなたがシナリオライターになった目的を達成できていないなら、違う道を探すこともありなのです。
とはいえ、今はしんどい状況かもしれません。まずは自分の体を第一にして、あなたの思う選択をしてくださいね。
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