「シナリオライターになるためには、どんなスキルが必要なんだろう?」
このような悩みにお答えします。
結論をいうと、シナリオライターに必要なスキルは複数あります。
「面白い文章が書けることがシナリオライターの才能ですよね?」
このような質問をもらったことがあるのですが、残念ながら違います。
もし、あなたがシナリオライターを目指すなら、正しいスキルと、その身につけ方は理解しておきましょう。
本記事では、シナリオライターの仕事内容や必要なスキル、未経験からシナリオライターになる方法などについて解説します。
「シナリオライターになって、好きな物語を書けるようになりたい!」
と考える方は、本記事をぜひ参考にしてください。
シナリオライターの仕事内容を理解しておこう
必要なスキルを紹介する前に、シナリオライターの仕事内容を理解しておきましょう。
というのも、シナリオライターの仕事は、ジャンルによっても異なりますが、シナリオの作成だけではありません。
なので、まずは仕事内容を正しく理解しておきましょう。
具体的には、以下の通りです。
- クライアントからのテーマの相談
- 打ち合わせ
- プロット作成
- プロット納品
- 修正・打ち合わせ
- 執筆
- 修正・納品
受注する案件や仕事の規模によって、テーマを任せられたり、いきなり創作を依頼されたりするケースがあります。
ただ、多くの場合は、クライアントからテーマの相談をもらい、下書きを作る流れが一般的です。
ゲームのシナリオ作成の場合は、エンジニアに指示を出したり、ディレクションを任せられたりすることもありますね。
つまり、シナリオライターの仕事は、プロジェクトの基盤になるストーリーを作る仕事です。
シナリオを書くだけではない、ということだけ、まずは理解しておきましょう。
シナリオライターに必要なスキルは4つ
シナリオライターに必要なスキルは、大きく分けて以下の4つです。
- 文章力
- 構成力
- 発想力
- コミュニケーション能力
順番に解説します。
文章力
シナリオの作成に必要な文章力とは、視聴者やユーザーに世界観や描写をイメージしやすい文章を意味します。
したがって、Webライティングや新聞などの文章みたいな、論理的な文章力ではありません。
具体的な、修飾語や比喩表現などが求められますね。
- 赤い薔薇がある→血のように赤い薔薇がある
- 夜の空→満天の星空
上記のようなイメージです。修飾語や比喩表現はキャラクターの表情を作る際にも活用されます。
文章力を身につけるのは、小説を読むのが非常におすすめ。
読者の心を動かすセリフや表現がたくさん書かれているので、かなり勉強になります。
構成力
正直にいうと、シナリオライターに最も必要なスキルは、構成を作る力です。
構成とは簡単にいうと、物語の全体設計図を意味します。プロットも構成に当てはまりますね。
文章力よりも構成力が求められる理由は、情報の伝える順番を間違えると、視聴者やユーザーに理解しにくい作品になるからです。
とはいえ、構成には型が存在します。そのため、オリジナルの構成を1から考える必要はありません。
有名なシナリオ作成の方だと、三幕構成が挙げられます。そのような型を勉強してストーリーを作成すれば、スムーズに作業できます。
発想力
面白い作品を生み出すには、発想力が重要です。
ゲームやアニメを作る際は、他の作品と違うシナリオを作成する必要がありますよね。
とはいえ、多くの有名作品は、過去の作品からアイディアをもらっていることが事実です。
なので、発想力を身につけるなら、映画や小説を読んだり、ゲームをプレイしたりすることがおすすめですね。
TwitterやInstagramにも面白いタネは落ちているので、活用してみてください。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力は、かなり重要です。
なぜなら、シナリオライターはチームで仕事をするからですね。
ゲームの場合、シナリオライターが作成したストーリーをもとに、CGやイラスト、キャラクターの見た目などを設定します。
その際に、シナリオライターがイメージを正しく伝えられないと、チームの作業はストップするわけです。
魅力的なシナリオを作ることはもちろん、チームとのコミュニケーション能力も、シナリオライターには重要です。
シナリオライターのスキルを身につける3つの方法
シナリオライターに必要なスキルを身につけるには、作品を分析することが重要です。
しかし、ストーリー作成の基礎を理解しない状態では、有名な作品を分析しても
「結局何がすごいんだ?」
となってしまいます。
したがって、まずはシナリオライターに必要なスキルを正しく身につけましょう。
- 専門学校・スクールで身につける
- オンライン教材で身につける
- 独学で身につける
それぞれのメリット・デメリットを解説しますね。
専門学校・スクールで身につける
シナリオライターのスキルを身につける最も効率的な方法は、専門学校やスクールで学習することです。
専門学校やスクールには現役のシナリオライターが講師を勤めているので、ゲーム会社やシナリオ会社で即戦力になるスキルを身につけられます。
高額な学費が発生するデメリットはありますが、ゲーム業界やアニメ業界など、シナリオライターが活躍できる人脈が増えるのは、専門学校やスクールだけです。
有名な学校だと、アミューズメントメディア総合学院 が挙げられます。学校の資料請求は体験授業は無料なので、気になる方はぜひ。
オンライン教材で身につける
オンライン教材は、仕事をしながらスキルを身につけたい方におすすめです。通信制の講座を受講すれば、好きな時にスキル学習ができます。
ただ、オンライン教材は「学習に自発的に取り組む」という気合いが必要です。
怠けたいと思ったらいつでもサボれるので、自己管理に自信のある方におすすめ。
ヒューマンアカデミー シナリオ講座 では通信講座を提供しいています。資料の無料請求や無料体験授業が受けられるので、気になる方はぜひ。
独学で身につける
独学でシナリオライターのスキルを身につけるなら、以下の手順で学習しましょう。
- ストーリー創作の基本を身につける
- 作品を読む・見る
- 自分で作品を作る
独学で勉強してからシナリオライターになるには、コンクールなどで実績を作ることが重要です。
とはいえ、スキルだけであれば、独学でも十分身につけることは可能です。
独学でシナリオを作るスキルを身につけたい方は、【無料あり】シナリオライティング学習に使える4つのツール【独学向け】で便利なツールを紹介しているので、こちらを参考にしてください。
未経験からシナリオライターになるには
完全未経験からシナリオライターを目指すなら、以下のステップが必要です。
- スキルを身につける
- 実績を作る
- ポートフォリオを作る
- 就職活動を始めるorフリーランスとして活動する
ゲームやアニメのシナリオライターを目指す場合は、ゲーム会社に就職する必要があります。
正直にいうと、完全未経験からゲーム会社に就職するのはかなり難しいです。ゲーム会社に就職したい方は、専門学校やスクールで就職先を紹介してもらう方が賢明といえます。
副業やフリーランスとして活動する場合、あえて就職する必要はありません。近年では、シナリオ作成を個人に依頼する企業も増えています。
ただ、大きなプロジェクトに参画したい場合は、ゲーム会社での実績や、コンクールでの入賞実績が必要です。
なので、個人的には、副業でシナリオライターをやりながら実績を作り、独立または就職が最も成功する近道だと考えます。
副業からシナリオライターを始めたい方は、【未経験OK】シナリオライターのなり方は?副業で始める方法や注意点を解説を参考にしてください。
まとめ:スキルを身につけてシナリオライターを目指そう
シナリオライターに必要なスキルは以下の4つ。
- 文章力
- 構成力
- 発想力
- コミュニケーション能力
スキルを身につけるには、有名な作品を手にとって分析することが重要です。
ただし、基礎がなっていない状態では、分析なんてできません。なので、まずは基礎を身につけてから、応用スキルを習得しましょう。
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